メタルフリーの虫歯治療|葛飾区柴又・新柴又駅の歯科・歯医者|えとぴりか歯科|土日祝も診療

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メタルフリーの虫歯治療

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メタルフリーの修復治療について

これまで金属の詰め物や被せ物が外れた、外れたところが痛みも無いのに大きな虫歯できていた、といったご経験はありませんか?そして歯磨きが十分できていないから、その虫歯ができてしまったと感じていませんか?

原因は歯磨きが上手にできていないからではなく、金属の詰め物や被せ物を歯に装着していることそのものにあったのです。
セラミックでメタルフリー治療を行えば、この問題は改善することができます。

メタルフリー治療のメリット

近年の歯科医療技術の発展により、金属に代わるセラミックやハイブリッドレジンなどの非金属製の材料が多く開発され、臨床での実績を積み重ねた結果、耐用年数に大きな差があることが分かってきました。
プラスチックが約60%、金属の場合約68%であるのに比べて、セラミックの場合は約90%が10年後も問題なく機能しているという研究報告があります。

一般的に金属の修復物の平均耐用年数はセラミックよりも短く虫歯が再発しやすいため、そのたびに虫歯になり歯を削っていてはいずれ早い段階で限界を迎え、歯が失われてしまいます。
また、治療にかかる時間や費用といったコストを都度、支払うこととなります。
セラミックでの治療を選択し、定期的な検診・メインテナンスを受け、しっかりとセルフケアを行い、健康寿命を10年、20年と伸ばすことができれば、歯を削る機会そのものが減り、歯の喪失のリスクを抑えることができるのです。

金属の修復物の耐用年数が低い理由

金属とメタルフリー素材の大きな違いとして、歯に装着するときのシステムの違いが挙げられます。
金属を装着する際は、セメントを歯と金属の修復物の間に流し込み、互いの凹凸面に入り込んだセメントがひっかかることでできた、機械的な合着というシステムになり、分子レベルでは隙間が空いている状態です。
対してセラミックなどのメタルフリー素材を装着する際は、接着剤を使い物理的・科学的に一体化し、分子レベルでも隙間のない状態になります。
金属を装着する際に使うセメントの隙間により、セメントそのものが劣化することで修復物がはずれたり、細菌の侵入を許し虫歯の再発につながるのです。
この現象をマイクロリーケージ(micro leakage)といい、接着剤を用いたメタルフリー治療はマイクロリーケージのリスクを大幅に抑えます。
また、セメントの隙間に侵入した細菌は、微細な歯の構造の隙間を通り歯の内部深くを汚染する可能性もあります。

金属の使用の危険性

金属を口腔内で使用する際、心配される一つに金属アレルギーがあります。
欧州の一部の国では金属アレルギーや毒性が懸念され、金属の修復治療での使用を禁止としているところもあります。
また、口腔内で金属が接触することにより微弱な電流が流れ、不快感や体の不調の原因となるとも言われております。
メタルフリー治療で用いられるセラミックは生体親和性に優れ、アレルギーの心配はほぼありません。

セラミック治療の心配点と対処法

セラミック治療の残りの約10%に生じたトラブルは、主にセラミックの修復物が欠ける・割れるなどの破損が出たケースです。
セラミックの破損は、食いしばりや歯ぎしりなどで生じた過度な負荷を受け止めきれずに起こります。
破損が起きた際には、破損の程度に応じた部分的な修復、噛み合わせの調整、修復物の設計の見直し、マウスピースで食いしばり・歯ぎしりの負荷を軽減するなどして対応します。
セラミックの強度は天然の歯と同等か、それ以上なので、破損が起きた際は、歯が割れるほどの力が加わったと考えられます。そのため、セラミックの破損はデメリットではなく、破損が起きることで過度な負荷を逃がし、歯の本体が割れることを防いでいるメリットの一つであると考えています。
また、セラミック治療で生じたトラブルで、虫歯が発生しているケースはほとんどないと報告されているため、再治療時の歯を削る量を抑えることにも貢献しているといえます。

セラミック以外のメタルフリー治療

虫歯が小さい場合は、セラミック治療ですと歯を削る量が虫歯の大きさ以上に大きくなってしまうケースが多々あります。その場合は、コンポジットレジンを用いて虫歯の大きさにあわせて部分的に最小限の治療を実施します。
これはセラミック治療のために歯を大きく削ることによるデメリットが、セラミック治療のメリットを上回ってしまうためです。

メタルフリー治療は皆様に、健康的で安全な口腔内環境を整えるための大きな要素となります。
当院では虫歯治療において、メタルフリー治療を推奨しております。

CEREC®︎を用いた治療

CEREC®︎(セレック)は従来、各メーカーに依頼していた詰め物・被せ物の製作を院内で完結し、歯型をとってから患者様へお届けする期間を短くすることができます。
また、口腔内スキャナを用いることにより、従来の粘土のようなものを使った歯型をとる工程を省くことができます
お届けする期間が短くなることは、仮蓋・仮歯の使用期間が短くなり、仮蓋・仮歯のトラブルや治療箇所の細菌感染によるリスクを防ぐことになります
ケースによっては治療を開始したその日に、修復物を装着できる即日修復が可能になります。

※保険診療の際は従来通り歯型を取る必要があり、即日修復はできません。
※即日修復は事前の診査が必要なため、原則初診時には実施しておりません。