ホワイトニング
ホワイトニング
ホワイトニングとは歯が持つ本来の白さを取り戻す治療法です。生活習慣や加齢などにより色が変化してしまった歯を白くする手段となります。
ホワイトニングには大きく分けて2つの分類があり、歯の着色汚れ・ステインなどを取り除く方法(プロフェッショナルクリーニング)と、歯の色そのものを変化させる方法(トゥースホワイトニング)です。
着色汚れ・ステインはお茶・コーヒー・赤ワインなどの飲食物に含まれる色素や、タバコのヤニに含まれるニコチンやタールが歯の表面に付着して生じます。
時間経過とともに固着し、落としにくくなっていきますが、反面ある程度普段の歯磨きなどのセルフケアで予防することができます。
固着し落としにくくなった着色汚れ・ステインは、歯科医院で行うプロフェッショナルクリーニングで取り除くことが可能です。
また、薬剤を用いて歯を白くする際は歯のクリーニングを事前に行い、薬剤が効果的に働く環境を整える必要があります。
トゥースホワイトニングは身体への影響が心配される観点から使用に適さない方や、歯の変色の原因により薬剤の効果が期待できない場合があります。
ホワイトニングには、実施するにあたり知っていただきたい点がいくつかあり、ご理解のうえご判断ください。
マウスピースを用いる方法で、マウスピースの内側に薬剤を塗布した状態で装着し、装着している間、漂白効果を得ることができます。
日数(2〜8週間)をかけて徐々に漂白していくため、色の後戻りが緩やかで、効果が出やすい。
ホワイトニングをご自宅で行う、患者様主体の方法です。
歯科医院にご来院いただき、高濃度の薬剤を特殊な光を照射して活性化させることで、短時間(1〜2時間)で漂白効果を得る方法です。
高濃度の薬剤から歯茎を守るため、保護剤の使用が必要になります。
1度の施術で効果を実感できる場合もありますが、より効果を求めるのであれば2、3度行うことをおすすめいたします。
また、高濃度の薬剤を使うので、安全性の確保のため施術対象となる歯は、前歯のみ、または小臼歯の見える範囲としていることが多いです。
より効果を高めるため、または効果が出にくい場合に応じて、ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングを併用する方法です。
ホワイトニングでは対応できない場合や満足できない場合の方法として、ラミネートベニアがあります。
歯の表面を数ミリほど削り、そのスペースに板状のセラミックを貼り付けるように装着する方法です。
歯を削る量が少ないため、歯へのダメージを抑えながら、歯を美しい形状に変えます。
仕上がったセラミックの色調はほとんど変化しませし、着色汚れもつきにくいです。
薄い板状のセラミックですので、容易に破損しないように噛み合わせの徹底した確認・調整や破損の予防のため歯ぎしり・食いしばり防止のマウスピースの装着をする必要があります。